教習指導員になるには
教習指導員の資格取得方法や、どんな人が指導員に向いているか、よくあるご質問や1日の仕事の流れをご紹介します。
教習指導員の基本
教習指導員は国家資格です
自動車教習所で指導員・インストラクターとして働くためには、「指定自動車教習所指導員」の国家資格を取得しなければなりません。
ただし、資格がなければ教習所で働くことができないわけではなく、むしろ教習所に所属していないと取得困難なのが特徴です。
「教習指導員」と「技能検定員」
指定自動車教習所指導員資格は、教習指導(学科・技能)を行う「教習指導員」資格と、技能検定を行う「技能検定員」資格に区分されます。
受験できる年齢が異なり、また車種ごとに資格を取得する必要があるため、教習所に所属してから、まずは普通自動車教習指導員資格の取得を目指し、その後、様々な資格を取得しステップアップしていくのが一般的なケースです。
入社から教習指導員になるまでの流れ
教習指導員に向いている人とは
交通ルールはもちろん、社会や企業の規則を守ろうとする心構えが何よりも大切です。さらに、時代や社会に合わせて変化するルールを、柔軟に受け入れようとする理解力も求められます。
また、教習業務や教習車の点検作業など、デスクワークよりも体を動かす業務が多いため、机に向かうより体を動かしたい人に適した仕事です。
教習指導員の仕事は、接客業でありサービス業です。思いやりを持って対応する必要があるので、人と接するのが好きもしくは抵抗がないことが求められます。
未経験の方へ
教習指導員になるには、職歴や経験は関係ありません。
加西自動車学院には、美大出身の学生や製造メーカー勤務の方、元自動車整備士など、業界未経験の教習指導員が所属しています。
入社してから、会社や先輩指導員のフォローを受けて資格取得を目指せますので、興味のある方はお気軽にご連絡ください。
教習指導員の気になる疑問
自動車教習所の業界・職業の将来性はありますか?
少子化や若者の車離れが懸念材料に挙げられますが、通販業界の発展とともにトラック運転手の需要が高まるなど、今後も社会に求められる業界だと考えています。
入社後、教習指導員になれるまでどれくらいかかりますか?
1年に3回受験できる試験に、初回ですべて合格できれば最短5か月で教習指導員になれます。
なお20歳未満の場合、21歳になるまで受験することができません。
教習指導員として何歳まで勤められますか?
定年は60歳ですが、再雇用希望者は原則65歳まで継続雇用となります。
女性でも教習指導員になれますか?加西自動車学院には女性指導員はいますか?
多くの教習所で男性の比率が高いですが、もちろん女性も教習指導員になれます。
加西自動車学院にも女性の教習指導員、指導員候補生が所属しています。
教習指導員の資格を取得するまで、どんな業務がありますか?
教習指導員になるための学習・研修を受けながら、送迎や受付、営業などの業務に取り組みます。
入社前に違反・事故を起こした場合、教習指導員の受験資格はありませんか?
違反や事故歴があっても試験を受けることはできます。
ただし、違反や事故歴の内容や回数によっては、指導員見習いとして採用できない場合があります。大前提として、教習指導員は高い安全運転意識を持っている人でなければならないからです。
繁忙期や残業はどれくらいありますか?
繁忙期は2月、3月、8月、9月です。残業は1日1〜2時間程度です。
加西自動車学院での1日
教習指導員の1日
※ 1日の流れの一例です。
※ 繁忙期は1時間早くスタートします。
教習指導員デビュー後は、技能教習や学科教習に従事していただきます。
指導員候補生の1日
※ 1日の流れの一例です。